【11月2日の市場史】1年前(2025年)の今日、相場を動かした5大ニュース|Dots to Line
本日(2026年11月2日)から1年前、2025年11月2日。この日の記録は、直前営業日の確定値と、週末に重なった5つのニュースでできています。前日の振り返りは、【11月1日の市場史】相場を動かした5大ニュースにまとめています。
直前営業日の4つの確定値
| 指標 | 水準 | 補足 |
|---|---|---|
| 日経平均株価 | 38,053円 | -1,027円(-2.63%) |
| 米S&P500種 | 5,728.80 | 予想PER 21.5倍 |
| 米10年債利回り | 4.38% | +0.10%(+10bp) |
| 米ドル / 円 | 152.95円 | 153円の節目攻防 |
1. OPECプラス、日量「18万バレル」の増産開始を1ヶ月延期
減産縮小(増産)延期幅・WTI原油先物水準:18万バレル/日 | 69.49ドル
WTI原油先物が1バレル=70ドルを割り込み需要減速懸念が強まる中、有志8カ国は12月から予定していた日量18万バレルの増産を1ヶ月延期。供給過剰による資源価格の下落を食い止める防衛策に動いた。
2. バフェット氏の待機資金が過去最高「3,252億ドル(約49.7兆円)」へ
バークシャー・ハサウェイ 手元現金・米短期債残高:3,252億ドル(前期比 +17.4%)
第3四半期決算でアップル株を約25%追加売却したことが判明。一方で自社株買いは2018年以来初の「0ドル」と見送り、高値圏にある株式から年利4〜5%台の米短期国債へ巨額の資金を退避させた。
3. S&P500の予想PER「21.5倍」超え、米長期金利4.38%との綱引き
S&P500 予想PER vs 米10年物国債利回り:PER 21.5倍 | 金利 4.38%
米国株の予想PERが過去10年平均(約18.0倍)を大きく上回る割高水準に達する一方、債券市場では10年債利回りが4.38%へ上昇。株式の益回りと債券利回りの逆転が機関投資家の警戒感を高めた。
4. NYダウ銘柄入替:エヌビディア採用とインテル(年初来-53%)除外
両社の年初来騰落率・エヌビディア時価総額:NVDA +173% | INTC -53.8%
25年間NYダウ構成銘柄だったインテルが除外され、時価総額3兆3,200億ドルを突破したエヌビディアの採用が決定。半導体産業におけるAI時代の歴史的な主役交代を象徴する週末の発表となった。
5. 米大統領選とFOMC(利下げ確率98.9%)を控えドル円は153円攻防
11月FOMC 0.25%利下げ織り込み度・ドル円レート:利下げ確率 98.9% | 152.95円
翌週の米大統領選とFOMCを前に市場の緊張が最高潮に。0.25%の利下げはほぼ確実に織り込まれつつも、選挙後の財政拡張とインフレ再燃リスクからドル円は153円目前の高値圏を維持した。
現在の線(THE LINE)
S&P500のPER 21.5倍・米金利4.38%の環境下でバフェット氏が約50兆円の待機資金を築いた事実は、相場の熱狂時こそ「余力(キャッシュ)」の管理が重要であることを教えてくれます。
本記事は過去の市場データの振り返りおよび客観的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨・助言するものではありません。
